冬になり、どんどん寒くなってきている昨今ですが、12月には流星界の1大イベントのふたご座流星群がありますね!
まだ見に行った事の無い方は、今年のように条件の良い年は、比較的容易に流星を見る事ができるので、是非参加してみてはいかがでしょうか。
寒い日に星をみるだけでしょと思っている方には詳しく流星群の魅力とスターウォッチングデートの良さをお伝えしていきますね!
INDEX
ふたご座流星群2018についての基本情報!
ふたご座流星群とは?
学術名はGeminids (GEM)。セイントセイヤだとサガ。流星群の流星の軌跡を逆まわしにすると1か所に集まっているように見える点(放射点)がふたご座にある流星群の事です。
1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群とならぶ3大流星群の1つです。1年間で最大の流星群で、条件が整うと一晩の流星数が500個を越える時も。
1時間に換算すると50個ほど観測できる、世界で最も流星を見やすい日です。
2018年の極大と見ごろはいつ?
流星群が最も活動的な時間である極大は、12月14日(金)21時頃ですが、月あかりがまだあるので、見頃は
12月14日(金)23時頃~明け方まで
です。
観測する方角はどこを見れば良い?
放射点はふたご座のカストルの付近にあるのですが、そもそも流星群は決まった方角に見えるのではなく、月や市街地等の明るい方と反対を見るのが良いです。
これは毎年、他の流星群でもあてはまるので、覚えておくといいですよ。どの流星群も観測のポイントは天候条件が良い日に暗くて空が広い場所で見るだけなんです。
1つ1つ覚えなくても星座版アプリを使用すると、簡単にふたご座は見つかりますよ。
世界の観測条件は?
観測する国によっても条件は異なり、以下のイメージです。
◎北米から東アジア北緯30度~40度付近
△北半球の高緯度・南半球
○その他の国
北緯30°は日本だと鹿児島の本州最南端にあたり、北緯40°は青森県と秋田県の県境ぐらいです。つまり、日本だと沖縄北海道以外の本州だとほぼ全ての場所が◎ゾーンの対象です!
ふたご座流星群2018の観測条件は良いの?
出展:こよみのページ
月の形を表す(月齢)・極大のタイミング的にも観測条件は例年に比べて比較的良好であると言えます。
しかも2018年の12月14日は金曜なので、働いている方も観測しやすいのがまた最高ですね!
流星群観測はデートにおすすめ!その理由は?
スターウォッチングとも言いますが、星座観測と聞くと望遠鏡のイメージがありますね。流星群観測は肉眼で見る眼視が最も良いので、特別な道具がいらないハードルの低いデートになります。
そして流星群は来るとわかっていてもドキドキ流星を待つ時間がいいですよ。もちろん見えたら必ずハッピーな気持ちになれる!
有名な観測スポットでは皆が楽しみにしている感があって良い雰囲気なんですよね。流星を待つ間はのんびりおしゃべりできて、まったりできますし、空を見る事は目にも良いですし、ストレス解消で脳にも良いのんです。
月曜から働いて疲れた脳を金曜の夜に癒してあげる、そんな素敵な時間づくりができるので、流星群はデートにとってもおすすめ!
あと、自販機のあったか~いが超絶うまいです(要リサーチです。付近に自販機ない場所もありますので、そういう場合はホットドリンクを準備して持って行きましょう)
そして冬は空が乾燥して澄んでいるので一番星がきれいに見えますので、ふたご座流星群はとっても綺麗です。2017年に撮影された映像です↓
これはやばいですねΣ(・□・;)FFの映像かと思いましたわ!コメント欄にTVで使わせてくれって言ってる業界人がいます・・・
抑えておきたい流星群観測のテクニック!
私の経験上、誰かと一緒に見に行っても二人とも同じ数の流星群を見るという事はありません。どちらかの方が明らかに発見するのがうまいです。
その為のちょっとしたテクニックをお伝えします。
まずは目を慣らす事です。15分ぐらいスマホや明るい市街地、月を見ないようにしましょう。そうすると流星群が発見しやすくなります。
次に周辺視する意識を持つ事です。流星群はこの辺が多く流れるという規則性はありません。(明るさの都合でそう見える事はあります)
できるだけ広いエリアが目に入るように空を眺める事が重要ですので、1点を「凝視する」のではなく、ボーっと「周辺視する」ように待機する事が最も重要なテクニックです。
観測までに準備しておくこと
ふたご座流星群は深夜に冬の暗い場所に行く事になるので、それなりの準備が必要です。
1.防寒対策
じっと寒い中に長時間いるので、めちゃくちゃ寒いです。カイロ・上着・マフラー・ブランケット・ニット帽etcやりすぎかなっていうぐらいの防寒対策を持って行きましょう。
ほとんどの方は車だと思うので、備えあれば憂いなし体制で臨みましょう。寝袋もあったかくておすすめです!
2.深夜運転対策
行き・帰り共に夜遅くか早朝になると思うので、眠たくなる可能性があります。目を覚ますガムなどのアイテムや休憩時間を考慮したスケジュールを準備しましょう。
3.山道対策
場所によっては暗かったり、道が細かったり、雪が降ったりするような場所もあります。普通のタイヤでいいのかも含めて事前に行く場所についての情報を集めておきましょう。
私は霧が尋常じゃなくて、中々大変な思いをした経験があり、正直事前対策はできなかったですが、心構えは持っておくべきでした。
4.虫よけ対策
長袖長ズボンは防寒の観点からマストですが、観測スポットは自然の多い場所がほとんどなので準備しておくに越したことはありません。
5.寝転び上向き対策
これは寒さ対策の次ぐらいに重要です。他のウェブサイトでもレジャーシートやイス準備してねとありますが、けっこう慎重にシミュレーションした方がいいです。
イスなら時間的にどれぐらい上を見ていられる角度になれるかが重要ですし、レジャーシートはその厚みと防水性能によっては寝転んでいられないほど、地面のコンディションが悪い可能性もあります。100均のシート等では話になりません。
シートの場合、厚手のシートを用意しつつ枕にできる物も別で用意する事をおすすめします。
6.長時間観測対策
トイレの場所やタイミングは確認しておきましょう。
7.下調べ
事前に天気やアクセスについて調べておきましょう。
2018.11.30現在の予報は以下のような感じでした。気になる方は出展リンク先をチェックしましょう。
出展:accuweather
番外編.マナー
人気スポットだと、早めに来ている方もいるので、車のライトはかなりうっとおしがられます。到着が遅くなり過ぎないようにしつつ、到着したら速やかにライトは落としましょう。
流星群観測に有名な観測スポット紹介!
最後にふたご座流星群は全国色んな場所で観測できますので、代表的なスポットを紹介します。素敵な夜をお過ごし下さいね!
奥多摩湖ダムサイトパーキング・月夜見第二駐車場
砧公園
夢の島公園
戦場ヶ原(栃木)
九十九里浜(東浪見海岸)
長野県原村 八ケ岳自然文化園
茶臼山高原 (愛知・長野)
長居公園(大阪)
西はりま天文台公園(兵庫)
峰山高原・砥峰高原・ホテルリラクシア前駐車場
にちはら天文台(島根)
南阿波サンライン第一展望台(徳島)
星のふるさと公園(福岡)
屋久島 千尋の滝展望台(鹿児島)
この記事へのコメントはありません。