夏は海に行く機会や、マリンスポーツをする機会も増えますね!
今日は知ってるようで知らないビーチバレーのルールを徹底解説します!お遊びでやる場合も適度にルールを知って行う事でより盛り上がりますよ!
ビーチバレーと通常のバレー(区別する場合はインドアバレーと呼びます)の違いについても紹介します!
ビーチバレーの歴史と現在
もともとはカリフォルニアのサーファー達が波を待っている間のひまつぶしで始まったとされています。そこから今や、夏季オリンピックの正式種目になるほどスポーツ界でも認められる存在となっています。
アメリカ、ブラジル、オーストラリア等が強豪国として挙げられます。
ビーチバレーのコートについて!インドアバレーボールより狭い?
ビーチバレーのコートは体育館で行うインドアバレーより狭いコートで行います。
具体的なサイズ・ラインの違いを以下の画像で比較してみました。
【ビーチバレー】
出展:スポーツ競技規則Navi
【インドアバレー】
バレーボールよりビーチバレーのコートサイズが狭い
インドアバレーは9m×9mが守備範囲であるのに対して、ビーチバレーは8m×8mなので、1mづつ狭いコートになります。人数が4人減ったのに対して1㎡しか減っていないので一人が担当する守備範囲がかなり広いスポーツですね!
ビーチバレーのコートとても自由自在!
ビーチバレーにはセンターラインとアタックラインが存在しないです。そもそもビーチバレーはインドアバレーのようにローテーションやポジションの決まりがないのでより簡略で自由度の高いコートになっています。
ネットの高さは同じ。地面が違う!
どちらのバレーも同じ高さです。ネットの高さ男子2m43cm、女子2m24cmです。
という事は砂の上で体育館同様のジャンプを求められるので、飛ぶという事に関してビーチバレーの方が難しいです。
ビーチバレーでビーチをおもいっきり走るのは危なくない?
ビーチバレーは通常の砂浜に比べて、足を怪我する恐れのある石や貝殻がないかチェックが入った状態で競技を行います。
ビーチバレーのポイント制度は?
どちらのチームにサーブ権があるかは関係なく、ポイントを決めたチームにどんどん点数が入るラリーポイント制です。
21点×2セット先取で、2セットで勝負が決まらなかった場合は15点先取で勝利となる3セット目を行います。デュースはテニスやインドアバレー同様の2点差がつくまで行います。
インドアバレーとビーチバレーの違いとは?
ビーチバレーとインドアバレーの違いを知っておくと、観戦したり、いざやってみる時に、へぇそうなんだと皆に自慢できますよ!
ブロックによる1タッチをカウントする
インドアバレーだとブロックをはじいて自陣に入ってきたボールに対して、ブロック+1,2,3タッチできますが、ビーチバレーの場合はブロック+2タッチしかできません。
ですので、ブロックしてこぼれたボールはアンダーであげてアタックするシーンも多くなり、助走をとる時間が短くなります。
また、ブロックしたプレイヤーはその後に連続でタッチする事ができます。この辺もインドアと大きく異なりますね!
例外としてネット越しに対戦相手と同時に触れた場合はタッチ数にカウントしないです。
フリーポジション制?
通常のバレーのようなローテーションはないので、いつまでも強力なアタッカーが打つようにポジションすることも不可能ではありません。
コートチェンジがインドアよりもはるかに重要?
コートチェンジの頻度は両チームの合計得点が7の倍数になると行われる(3-4,7-5など)⇒7ポイントごとに行います。3セット目だけ5ポイントづつ交代します。
コートに風が吹いているのと、太陽光がもろに影響を受ける点が通常のバレーと大きく違います。実際に太陽や風を利用した打ち方がある程です。
選手交代がない!
そもそも控えという概念がない為、交代もありません。負傷した場合、5分間の治療時間を与えられ、それでも試合に出られる状況でない場合は負傷した側のチームの負けで試合終了となります。
何かのアクシデントですぐに負けが決まってしまうという点で団体チームスポーツとは違う難しさがありますね!
天候に左右される場合がある!
基本的には雨天でも実施しますが、雷や豪雨、津波などプレイヤーに危険が及ぶような天候の場合は中止になります。
オーバーハンド禁止?
トス以外でのオーバーハンドは基本禁止になります。肩と平行ならばOKというインドアより厳しい基準もあります。
使用するボールが違う!
重さは同じです。大きさは少しだけビーチバレーの方が大きい。しかし空気圧の差が最も重要なんです。
- インドアバレー0.30~0.325kg/cm
- ビーチ0.175~0.225kg/cm
ビーチバレーのボールは空気圧を低くし弾まないようにしている事で、強い球になりにくいので、少人数でもプレー出来るようになっています。要するにちょっとやわらかいというわけですね!
タイムアウトの回数も違う!
各チーム、プレーが途切れたときに1回30秒のタイムアウトを希望する事ができます。それとは別に、1~2セットのみ両チームの得点合計が21点になった時点で1回30秒のテクニカルタイムアウトを強制的に行います。
この辺はハードなスポーツだからという事もあるんだと思いますね。
ユニフォームにも決まりがある!
まず水着かショートパンツ着用です。防止・メガネ・サングラスは選手の自由です。
足は裸足で、チームの2人は同じユニフォームである必要があります。その他にも性別ごとに以下の決まりがあります。
- 男性ユニフォーム:タンクトップ+ショートパンツのセパレート型。上下ともにダボダボはだめ
- 女性ユニフォーム:タンクトップ+ブリーフ型もしくはワンピース型。ぴったりしたもので、鮮やかな色じゃないとだめ
男性のダボダボだめはわかりますが、タンクトップってケガしないのかな?っていう疑問がありますね。
女性も同じくケガしないのかなっていう点と、鮮やかな色じゃないとだめっていうのは驚きですよね!確かに最近メディアで見る女性プレイヤーも鮮やかなかっこいい水着を着ていますよね!
通常のバレーとの戦術の違い
ビーチバレーには通常のバレーでは行わないような戦略があります。攻撃と守備でそれぞれ代表的なものを紹介しますね!
ビーチバレーならではの守備戦術
選手が2人しかいないので、アタックを打つ選手を相手チームが決める事ができる。仮に相手選手の名前をA、Bとした場合、Aに向かって打てば、Aがレシーブ、Bがトス、Aがアタックになります。つまりアタック能力の低い選手に向かって打つという攻守一体の戦術が出来上がるんですね!
ビーチバレーならではの攻撃戦術
高いロビングサーブで風の影響を受けるように打ったり、太陽にボールが重なるように打つテクニックがあります。
見てもらった方がわかりやすいので、以下の動画を丁度良い場所から再生できるように設定しておきました。↓↓
びっくりするようなロビングサーブで、結局風の影響で不規則な位置に落ちてますね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?意外とインドアバレーと全然違うんだなと思いましたかね?
他にも4人制だと男女混合だったりもして奥が深いので、是非興味を持った方は色々調べてみて下さいね!本記事はその入り口となれなたら幸いです。
ビーチバレーのルールやインドアとの違いを知りたくてこちらにたどり着き、大変参考になりました。分かりやすくまとめて下さりありがとうございます。
差し出がましいようですが、記事中に誤りがあるようなので必要に応じて訂正頂ければ幸いです。初心者向けにとても分かりやすい記事だと思いますので、より正確な情報でこれから読まれる方に正しく伝わることを期待しています。
コートについて
>人数が4人減ったのに対して1㎡しか減っていないので
インドアが9m×9m=81㎡、ビーチバレーが8m×8m=64㎡ということなので、正しくは17㎡減っています。
コートチェンジについて
>コートチェンジの頻度は両チームの合計得点が7の倍数になると行われる(3-4,7-5など)
7-5は合計12ですので、7の倍数ではありません。
以上です。揚げ足取りみたいになってしまってすみません。ご対応よろしくおねがいします。